収量や品質を毎年安定して生産するにはどうするか?それには施肥設計と栽培管理が非常に重要となります。
施肥設計が得意ということは農作物の収穫・品質を管理できているということにつながります。
当組合では親会社の土壌分析技術、施肥設計技術、栽培管理技術を活用し、データに基づいた管理を行っています。これにより大分県内の平均反収よりも量が多く、品質においても優れた実績を残しているため、高価格での販売に繋げることに成功しています。
土壌の養分“だけ”ではなく、根の生育環境までを
分析しています。
根の状態(生育環境)が良くなければ、いくら養分を与えて(止めて)も収穫量は改善されません。
いくら肥料で土壌の養分を調整したところで、作物の土の状態(根の生活環境)が、そもそも悪い状態であれば、作物の品質や収穫量アップに改善は見られないのです。
勘に頼る農業であれば、たまたまそのときの肥料の供給状態で収穫量が一時的にアップすることはあるかもしれません。
しかし天候や環境に左右されるのが農業です。翌年も確実に同じ収穫量になるという保証は無いのです
当組合では、関連会社の「株式会社みらい蔵」と協力し、同社が持つ土壌分析システムを活用。
常に最新の土壌データを分析し管理を行っています。
土壌づくりから収穫までを毎年継続してデータを取り続けることで、土壌に変化があった場合は即対応を行うことができます。
大切なのは「施肥設計」。最新のIT技術で施肥設計と
栽培管理を行っています。
土壌分析に加え、施肥設計システム「ソイルマン」を活用し、日々の管理を行っています。
作物をより良好な状態で生産し続ける土を作るには、どのような肥料をどれだけ与えるか、という「施肥設計」が必要不可欠なのです。
しかし、施肥設計は非常に難しく、これまで経験や勘を頼りに行ってきた農家さんも多いのではないでしょうか。
当組合でも利用している、施肥設計システム「ソイルマン」は、化学性の土壌分析だけでなく、
根の生活環境(物理性)とを合わせて最適な施肥設計を自動で行ってくれます。
根の生活環境を詳しく把握できるため、過度な肥料を土壌に蒔く必要がなく、経験豊富な農家さんと同様に最適な施肥設計が可能となりました。
そのため、肥料コストを大幅に抑えることに成功。
その上、質の向上と年間を通じての安定した供給が可能となり、利益率の高い作物の生産に成功しています。
イメージしにくい物理性を、土・水・空気のイラストで、根の生活環境を示してくれています。
土壌の物理性から導き出される仮比重や三層構造など、施肥設計や栽培管理を行うための情報が直感的に分かります。
経年比較
過去のデータを比較分析し、分析値の変化や土壌中の成分の働きを常にチェックしています。
品種や収量、分析値の結果は経年的に比較することができますので、土壌の良し悪しや課題発見の手がかりとなります。
比較診断
基準圃場を設置し、良い圃場と悪い圃場を比較することで問題点の把握に繋げています。
施肥設計システム「ソイルマン」はレーダーチャートや棒グラフで視覚的に閲覧できる機能があるため、専門的な知識がなくても比較的簡単にチェックを行うことが可能です。
肥効試験や生育試験を常に実施し、リアルタイムで
計測を行っています。
外気湿度、外気CO2濃度を計測します。
屋内湿度、CO2濃度を計測します。
データを収集しています。
各種センサーを設置し、リアルタイムで計測を行っています。